あやめ幼稚園に寄せられるご質問②
あやめ幼稚園への入園に関して、よく寄せられる質問について園長がお答えします。
こちらは入園資料でもQ&Aとして同じ物をお渡ししています。
配付をご希望の方はお声かけください。
質問:文字や数を教えられていないと心配です。
答え:文字や数字は、ある事柄を抽象的に伝える道具です。
この時期の子どもは、その言葉のもととなる物や事柄の実体験を重ねていくことが必要です。例えば「土」という言葉があらわす多様な状態(どろどろ、ぱさぱさ、においや色など)を五感で体験することが大切です。抽象的概念を教える前に、実体験と情感や感性の成長がなければなりません。
「おべんきょう」のために遊びが細切れにされたり、競争心や成果を求めれば、情緒も安定しません。
子どもの脳の発達や全人的な成長に即した保育内容が、必要不可欠なのです。
また、毎日絵本の読み聞かせやお話をして、落ち着いてお話しを聞く習慣をつけ、何でも自ら吸収できる力を養えるようにしています。
そのような土台を作ることが、将来、自分から意欲を持って学んでいこうとする姿勢へとつながります。
質問:体操などで体力をつけるという園もよく聞きますが?
答え:決められた体操の時間を行うよりも、自由に遊んでいる子どもの方が、体力があることがデータでも出ています。
させられる特定の動きより、それぞれの子どもが自発的に体を動かす楽しさを、経験することのほうが大切です。
園の保育の中では一緒に音楽に合わせてリズム体操をしたり、遊びの中でゲームをして走ったり、縄跳び、スケーター、遊具やボールを使ったあそびなどをする時間なども設け、さまざまな体の使い方が身につくようにしています。