園長メッセージ

園長メッセージ
Message from the director

3月主題…かけがえのない

今月の聖書の言葉

詩編と賛歌と霊的な歌によって語り合い、主(しゅ=神)に向かって心からほめ歌いなさい。そして、いつも、あらゆることについて、わたしたちの主イエス・キリストの名により、父である神に感謝しなさい。
 [エフェソの信徒への手紙5章19~20節]

「詩編と賛歌と霊的な歌」とは、神に愛されていることに信頼しつつ、真実な心と思いやりを持って相手を肯定することばや歌をあらわしています。「ほめ歌う」も良いことば、美しい旋律で奏でることを意味しています。わたしたちはそのようなことばで互いに語り合うことが出来ているでしょうか。また「感謝」という思いは、あらゆることについて、たとえそれが自分の意に添わないことであるとしても、自分に与えられた恵みとして受け容れていくことができてこそ、生まれてくる感情です。否定的なことばが満ちる世の中ですが、愛のある言葉や歌によって心を通わせ、このかけがえのない地球に共に生かされていることを喜び、神をほめたたえたいと思います。

 子どもたちはこの一年それぞれの人生を歩みはじめつつも、この園で共通の場所と時間の中を過ごしてきました。四角いディスプレイや本だけでは決して学ぶことのできない、豊かな遊びを通し、人と人との生のつき合いによって得たことは、朽ちることのない宝物となります。見える成果よりも、心と体で受けとめたかけがえのない体験こそが、新しい生活への意欲や力となることを信じて欲しいのです。先へ先へと焦らずに、年間主題聖句の「ときが巡り来れば実を結ぶ」という神の約束に信頼し、根っこがしっかり育つ時を待っていたいと思います。みなで、一人一人の子どもとの出会いが与えられ、成長が導かれたことを、神に感謝しましょう。(園長:西嶋)