園長メッセージ

園長メッセージ
Message from the director

4月主題…神さまの愛に包まれて

今月の聖書の言葉

あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣(なら)う者となりなさい。
[エフェソの信徒への手紙5章1節]

❃ 新たな歩みを神さまが祝福してくださり、こころ豊かに成長できるよう祈ります ❃

 聖書の語る「愛」はギリシャ語の「アガペー」という語で、神からの無償の愛を意味しています。それは人間の抱く「好き」とは異なり、存在そのものを無条件に尊重する態度です。どんな自分でも受け容れられていると感じて安心し、「わたしは愛され、大切にされている」という幼い時の経験が、その人の人生を根底から支えるものとなります。それを土台とし、他者を認め愛する人へと成長していくことができるのです。この愛を身をもって示したのがイエス・キリストです。聖句の「子供」は、すべての人を含みます。皆がその愛に倣って、共に生きる1年としましょう。

 様々な不安の中でのスタートとなりましたが、子どもたちは保育者や周囲の大人から、おだやかでやさしいことばをかけられる事で、安心して園生活を重ねていくことができます。否定的な不安を増幅する情報ではなく、「見守っているからだいじょうぶだよ」などの、肯定的な言葉と態度で接するように気をつけたいと思います。いろんな事から解放されて、自分の好きな場所や楽しいことを見つけて遊びに熱中し、日々満たされた思いで過ごすことを大切にします。通園は子どもと手をつないで歩き、目にする季節の変化と喜びを感じながら、様々な毎日の出来事を語り合う時間として用いれば、親子が心を通わせ成長を確かめ合う貴重な時となるはずです。(西嶋)