園長メッセージ

園長メッセージ
Message from the director

8月主題…祈りあう

今月の聖書の言葉

いつも喜んでいなさい。
絶えず祈りなさい。
どんなことにも感謝しなさい。

[新約聖書:テサロニケの信徒への手紙Ⅰ 5章16−18節]

 今月の聖句の背後には、神さまがいつも、絶えず、どんな場合にもその一人と共にあり、支えてくださるという安心があります。そのような状態を聖書の世界の人々は“シャーローム”という言葉で表し、互いに“シャローム”=あなたに(神さまの)平和があるように、とあいさつを交わします。ウクライナをはじめとした紛争地のこと、暴力的支配、災害や飢餓に苦しむ人々のことを思いやり、おだやかな平和的共存が世界に実現していくように、切に祈りたいと思います。特に被爆地にヒロシマに生きる一人として、核兵器廃絶と戦争の無い世界への祈りを合わせます。身近なところから、“平和”のために何ができるのか、家族で話し、また行動していきましょう。

 8月は子どもたちの育ちについての「ねがい」として、1)神さまに与えられている平和に感謝し、平和をつくりだす人になれるよう祈る、2)平和に関する話しや絵本などを見て心を動かし、自分にできることを考える、3)ゆったりとおだやかに、日々をていねいに生活していくこと、があげられています。

 家族で出かけたり、日常とは異なる過ごし方をされることも多いことと思いますが、くれぐれも子どもに無理がないように計画しましょう。特別な出来事を楽しみながらも、毎日の生活のリズムとして、「食べて、動いて、よく寝る」ことが大切です。日中に短い時間でも戸外で遊ぶと、身体の外部環境へ適応する力がつき、情緒も安定し感情をコントロールする力も育っていきます。夏休みが心も体もすこやかで、子どもにとってかけがえのない喜びの時となるように、ねがっています。

(園長:西嶋)