園長メッセージ

園長メッセージ
Message from the director

4月主題…よろしくね

今月の聖書の言葉

「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。」
…そして、子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福された。

[旧約聖書:マルコによる福音書 10章13、16節]

 聖書の語る「平和」とは、ただ戦争がないことだけでなく、正義と公平が浸透し、食べ物や生活が満たされ、心も安らかで、あらゆる命が共存し調和している状態を指しています。戦争の渦中にある国々、日本も含め災害によって困難な状況に置かれている人々と子どもたち、人のエゴによる自然破壊に影響を受けて苦しむさまざまな命たちに、心を痛める毎日です。イエス・キリストは人がどのように生きていくことが幸いであるのか、その教え「福音」(ふくいん;良い知らせを)を表すために、わたしたちのところへ来られました。世界中の子どもたちが、平和のうちに心ゆくまで遊ぶ姿を想い描き、それを祈りながら、日々を重ねていきましょう。

 新しい出会いは不安や緊張もありますが、子どもたちの人生で初めての経験は、成長の糧となります。親だけが育てるのでなく、クラスの仲間をはじめとした園の皆んなに育ててもらうのだと考えて、ゆだねてください。親と手をつないだ温もりをからだで知っている子どもは、安心して自立への道を歩み始めていくのです。行き帰りの道で語り合いながら、周囲の季節の移ろいや子どもの成長に耳や目や心を向けていきましょう。

(園長:西嶋佳弘)