園長メッセージ

園長メッセージ
Message from the director

4月主題…であい

今月の聖書の言葉

新しい歌を主に向かって歌え。
全地よ、主に向かって歌え。
主に向かって歌い、御名(みな)をたたえよ。

旧約聖書:詩編 96:1節

 聖書の「道」とは、人の生き方や人生そのものを象徴しています。一般的にもそうですが、しかし決定的に異なるのは、その道が人間の自己中心的なものではなく、神との関係の中でどのように生きることが人にとってふさわしいのか、その問いの中から歩みをはじめることです。イエスは、互いに無償の愛をもって愛し合い、悲しんでいる者や世において“いと小さきもの”とされている存在を大切にし、受け容れあって共に生きようとする中に、神の「真理」があることを教えています。失われたものが「命」を得るような世界となることが、人にとって幸いな「道」となるのです。厳しい現実を目の当たりにする日々ですが、世界中の人々、子どもたちが、平和のうちに喜びの歌を響かせることができるような一年にしていきましょう。

 新しい出会いは、子どもも保護者も、そして保育者にとっても緊張や期待があります。自分と異なる人との出会いによって世界が広がり、またわたしはどんな人かがわかるようにもなるのです。それぞれにとっての人生が広がっていく糧となるように、心を開いて関わりを深めていきましょう。不安な姿も成長の過程として肯定的に受けとめ、まずは好きな遊び、友だち、場所を見つけて、安心して園生活を積み重ねていきたいと思います。できるだけ手をつないで歩いて登園することで、安心し、その温もりを感じながら自立していければ良いでしょう。 春のいろいろな新しい命の出現に、心を躍らせながら過ごしたいですね。

(園長:西嶋佳弘)