3月号
僕のメッセージも今月号で終わりです。4月から小学校に上がるみどり組のみんなに言葉を贈りたい。最初はロバート・フルガムという人が書いた『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』という本からの引用です。みんなが幼稚園の砂場で学んだ大切なこと、とは…
何でもみんなで分け合うこと。ずるをしないこと。人をぶたないこと。
使ったものは必ずもとのところに戻すこと。ちらかしたら自分で後片づけをすること。
人のものに手を出さないこと。誰かを傷つけたら、ごめんなさい、と言うこと。
食事の前には手を洗うこと。トイレに行ったらちゃんと水を流すこと。
釣り合いのとれた生活をすること−毎日、少し勉強し、少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして少し働くこと...
不思議だな、と思う気持ちを大切にすること。カップにまいた小さな種のことを忘れないように。
種から芽が出て、根が伸びて、草花が育つ。どうしてそんなことが起こるのか、
本当のところは誰も知らない。でも人間だっておんなじだ。
金魚も、ハムスターも、はつかねずみも、カップにまいた小さな種さえも、いつかは死ぬ。
人間も死から逃れることはできない。
次に、あやめ幼稚園の礼拝で学んだ聖書の中で、いちばん大切な言葉は、「あなたは自分を愛するように、あなたのとなり人を愛しなさい」です。(「愛する」という言葉がむずかしいなら、「大事にする」「大切に する」でもいい。)幼稚園の砂場と礼拝堂で学んだことを心にとめて、これからの人生を歩んでいこう。
最後は、宇宙飛行士が暗黒の宇宙に浮かんでいる地球を眺めて感じたこと、考えたことです。
この神秘的でいのちあふれる小さな青い星は、宇宙から見ると国境線や紛争などは見えない。私たち人類はこの星に乗り合わせた運命を共有しているから、国籍や民族のことで争うことはむなしい。
...また、この星の環境はもろく、こわれやすく、次の世代のためにこの星をあるがままの状態で守ることは、何よりも優先して取り組まなければならない。
...地上で悩んでいたことが宇宙から見ると非常に小さくて、どうでもいいことに思えてくる。
私たちが地球に住んでいること自体が奇跡であり、日常のすべてに感謝する気持ちが生まれる。
戦争はしない、地球環境は大切に守る、生きていること、生かされていることを感謝する。みんなのこれからの人生の歩みが、神さまに豊かに祝福されたものでありますように心から祈ります。
(園長:今石正人)
